修士で研究室を変更した私が今思うこと【M1の5月】

こんにちは。GWが終わり、ようやく大学院生活に慣れてきたtokoriと申します。

大学から大学院に進学するにあたり研究室を移った私が、研究室を移ってから一か月たった自身の感想をご紹介します。

どうぞよろしくお願いします。

 

研究室ってなに?


研究室は、その名の通り研究の現場です。

学生の立場だと忘れがちですが、大学は単なる教育機関ではなく、さまざまな分野について研究し、知の創造をおこなうという役割も担っています。

研究室は教授や助教授、博士課程や修士課程の大学院生、そして学部生といったメンバーで構成されます。

1つのテーマについて全員で協力して研究することもあれば、グループごとにテーマが分かれている場合、個人がやりたいことを自由にやっている場合など、やり方は研究室によって違います。


研究室変えてよかったと思うこと


コアタイムの有無

コアタイムとは、研究室に必ずいなければいけない時間のことです。

学部時代に所属していた研究室にはコアタイムが存在していました。

ルール上は、平日10:00~17:00でした。

しかし実際は17:00に帰れることは稀で、22:00ごろまで研究室にいることがほとんどでした。

病院の通院のために、17:00に帰ろうと思うと、修士課程の先輩から、

「え、もう帰るの?早く帰れていいねー。こんなに忙しいのに。」

と言われる始末。

2か月に一回ほどの通院が必要な私にはこれが結構ストレスでした……。

 

一方、修士で所属した研究室はコアタイムなし。

時間管理が自己責任になる分、厳しい面もありますが、今のところ恩恵のほうを強く感じています。

研究室のメンバー全員の休みの日・時間がバラバラなのが当たり前、という風土が確立されており、病院にいくために早めに帰っても、とやかく言われることがないので、非常に助かっています。

また、コアタイムがない研究室に移るにあたって、困ったときに先輩に相談できなかったらどうしよう……と不安に思っていましたが、研究室のSlackなどで気軽に質問できるので、心配することはありませんでした。

・教授との話やすさ

 教授との相性はやはり重要です。

学部時代の研究室の教授が悪い人だったというわけでは決してありませんが、今の研究室の教授とのほうが話やすいと感じています。

教授と話がしやすいと、自然と研究室に足を運ぶようになるんだ、と自分でも驚くくらい、学部の時より研究室に向かう心理的なハードルがかなり下がりました。

 

また、教授が忙しすぎないことも重要な要素だなと感じています。

学部時代の研究室の教授は、学科長や研究分野に関する協会の責任者であったこともあり、相談したいことがありアポイントをとっても2週間後まで時間がないという状態が多々ありました。

そして、2週間空くと、教授はたいてい前に話したことを覚えていません。下手すると前にアドバイスいただいたことと真逆のことを言われることもある始末。

もちろん教授は同時にいくつもの研究を見て、さらにさまざまな雑務や自身の研究もこなしていらっしゃるので、仕方のないことではありますが、アポも取れないほど忙しい教授は考え物だったのかなと思います。


・視野が広がる

 私は同じ大学内で研究室を移動しただけですが、びっくりするくらい視野は広がったなと感じています。

研究分野が大きく変わったことで、自分の学部の際の研究内容を別の視点から考え直すことができたり、新しい視点からの意見をいただけるというのは非常に興味深く、楽しいです。

また、研究室の先輩の中には社会人学生も多くいらっしゃるので、今後の人生を考えていくうえでも様々な情報やアドバイスをいただいています。

就職も控えている中で、様々な刺激を受けることができるのは非常に恵まれているなと思います。

 

研究室変えようかなと悩んでる学部生へ

これから、研究室を変えるか悩んでいる学部生は、ぜひ前向きに考えてほしいなと思います。

研究室を変えようと考えているということは、学部時代の私のように気が付いていないだけで今の研究室になんらかの不満を持っているのかもしれません。

修士の2年間は、学部の4年生以上に研究室で過ごす時間が増えていくので、どんどん閉塞感を感じていくことになるかと思います。

修士進学のタイミングは生活環境を一変させる大チャンスです!

悩むくらいなら、やってみよう!くらいのお気楽さでまずはチャレンジすることを考えてみてください!